「泣きたくなるほど愛おしい ニューヨークの魔法のはなし」発売 2014年12月4日
待望の最新エッセイ集発売! x 孤独な大都会ニューヨークでは、何気ない日常のなかで、他人同士がごく自然に心を通わせ、心の触れ合う瞬間に満ちています。 自分の気持ちに素直で、気張らない。この本を読むと、「自分もこんなふうに生きてみたい」と思わずにはいられません。 人見知りで、話すのが苦手と思っている人も、きっと偶然、隣合わせた人に話しかけてみたくなる、そんな気持ちになれる本です。...
View Article『ニューヨークのとけない魔法』の30刷が届きました。
「ニューヨークのとけない魔法」(文春文庫)の30刷が文藝春秋から届いた。ひと言。うれしい。 2007年2月、初版は1万2千部だった。編集者も私も驚いたことに、初版が売り切れ、重版となり、30回、印刷されたことになる。 成人になった読者から、「この本を最初に読んだのは、中学生のときでした」などという手紙やメッセージが届くと、そういう歳月が流れたのかと感慨深い。...
View Article雪降るなか、セントラルパークを歩くーー夢追い人になる
雪降るなか、セントラルパークを歩く。「NYの魔法」シリーズ(文春文庫)に登場する友人ジェリーに薦められて、半年前に買ったパナソニックのカメラLUMIXを手に。 私にとってはもう見慣れた光景だけれど、この公園、この摩天楼、この街。世界中の人たちが憧れ、夢見るその場所に今、私は立っているのだと、ふと思う。どんなに寒くても、観光客はセントラルパークにやってくる。そして、子どものように無邪気になる。...
View Articleニューヨークのステーキハウスは男の世界
昨日、噴水の写真を撮る前、老舗ステーキハウスKeens Steakhouseで友人のYukoさんと会い、ディナーを。 ダイニングルームは夜10時まで予約が取れないほどの混みようだが、Pubは予約を受け付けないので、早目に行けばすわれる。ステーキハウスはやはり男の世界。隣はバーで、ここでも主に男たちが立ち飲みしている。...
View Article『ニューヨークの魔法は続く』車内放送 – Sounds of Story –
岡田光世著『ニューヨークの魔法は続く』(文春文庫)より、岡田光世の朗読でエッセイをご紹介します。地下鉄車内の閉じた空間、全くの他人同士がひとつになる。そんな体験をみなさまにも。 x 岡田光世YouTubeチャンネル「Mitsy channel」では、他の動画コンテンツもお楽しみいただけます。 よろしければ、チャンネル登録よろしくお願い致します。 作成者・山本 昌徳 / Masanori...
View Article『ニューヨークの魔法のさんぽ』モンティの野球帽 – Sounds of Story –
岡田光世著『ニューヨークの魔法のさんぽ』(文春文庫)より、岡田光世の朗読でエッセイをご紹介します。テンポのある言葉の掛け合いだけではありません。形の無い “こころ” が人を素敵な関係に導いてくれます。 x 岡田光世YouTubeチャンネル「Mitsy channel」では、他の動画コンテンツもお楽しみいただけます。 よろしければ、チャンネル登録よろしくお願い致します。 作成者: 山本 昌徳 /...
View Article硫黄島の米生還者と13年ぶりの再会
硫黄島で戦った元米兵のダンと、13年ぶりに再会。89歳の彼が1時間半近く運転して、迎えに来てくれた。バスが20分ほど遅れたこともあって、ターミナルで45分間も私を待っていた。 硫黄島の戦いは40日間ほど。彼はわずか18歳。89歳になった今も、あの戦いが彼を苦しめ続けていることを、改めて知る。「こんな話を、私は人にしないんだよ」と言いながら、辛い思い出を語ってくれた。...
View Articleアメリカ人の硫黄島生還者「娘が家に戻ってきたみたいだ」
硫黄島で日本軍と闘ったダンと13年ぶりに再会するために、バスで4時間かけてマサチューセッツ州に行ったとき、ダンと妻のアンの家に泊まった。 アンと一緒になってから、ダンも有機野菜などを中心とした食事に変わった。 最初の夜、彼らの友人も招いて、野菜たっぷりの美味しい夕食を取り、10時過ぎまでおしゃべり。 友人が帰り、「おやすみなさい」の挨拶をし合ったとき、ダンが私に言った。 It’s really...
View Articleアッパーウエストでわがままな撮影大会
「ニューヨークの魔法」シリーズの登場人物で、最も個性のあるキャラのひとりがマリーパットだろう。彼女も私も、写真を撮るのが大好き。この夏、私が滞在していた、セントラルパークが目の前に広がる友人のアパートメントにやってくると、あまりに素晴らしい景色と部屋の様子に、撮影大会が始まった。...
View Articleハンブルグの市場で:花屋の家族のものがたり
昨日の投稿の続き… ハンブルグの市場にある花屋の父と息子。「オマエよりオレの方がずっといい男なのに、なんでオレの写真を撮らねぇんだ」。そう息子に愚痴ったらしいので、「じゃあ、今度はお父さんを撮るわ」と言うと、息子が笑って、お父さんに伝えた。 お父さんは花を手ににっこり笑ったけれど、カメラを向けたとたん、まじめな顔になる。...
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